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デブラージ亡き今。今後のJapanese HIP HOP シーンを作る為に。 [音楽業界]

前回の記事の続きだが、若手のラッパー達はデブラージなどの先駆者のレールに乗っかり過ぎている感がある。
しかし、時代は変わりやり方も変化している、、
前回の記事をまとめると
現在はHIP HOP雑誌がなく、目指すべき目標があいまい。
ラッパー達がイベントに出演する際に現在は集客ノルマがあるイベントが少ない、ノルマがあれば本気で集客する為、streetでフライヤーを配ったりする。
現在はそもそもフライヤーを印刷しているイベントが少ない。

 などである。詳しくはhttp://b-boynositennews.blog.so-net.ne.jp/2015-05-07 
に記してある。
前回の解決策としてはイベントにノルマを課す。クラブの集客につながるしモチベーションもあがる。ただし全イベントにノルマがかかるとなると、それこそ出演者がいなくなるので主催者は芸歴や実績、知名度を考慮して判断すると良いだろう。

そしてフライヤーの問題は確かにある。フライヤーが大量のゴミになるのも問題だし置いてもらえる店舗が減ったのも問題だ。だが折角デザイナーが作ったフライヤーをネット上だけで留めておくのは勿体ないし、街の洋服屋やrecord屋での会話のきっかけにもなる。そこで提案したいのは各出演者が自らプリントアウトして配るのだ。この際白黒でも良いし、コピー用紙でも良い。それが話しのきっかけにもなる。
それからクラブだけでライブをせずにバンドとライブハウスでやったり、ショッピングモールのイベントや町内会のイベント、street liveなども良いだろう。

「型にはまらないスタイル」それこそが本来カッコ良いとされていたスタイルではないか。
かつて見たこともない聞いたこともないスタイルだったデブラージ達に衝撃を覚えたのは言うまでもない。今後のJapanese HIP HOP の展開の鍵を握るのが「型破りのスタイル」だろう。


CDなどが売れない時代だが、若手は次々に自主製作や半自主製作でCDをリリースしている。かつては自主製作はかなりの覚悟と資金が必要だった。CDプレスの注文が1000枚からの業者が多く。1000枚売り切らないと在庫を家に抱える事になる。だからそれなりに売る算段がないとリリースしなかった。資金も1000枚ならば(やり方にもよるが)だいたい15万円~30万円はかかった。ある程度売れてしまえば簡単に取り戻せる金額だが、学生やフリーターは中々そのまとまったお金がないのだ。
 しかし現在はプレス会社も柔軟で100枚からのプレスも受付ている業者もある。1枚あたりの金額は高くなるが、総学はかなり安い。更に在庫を抱えなくても良い。だから若手は小刻みにリリースをしている。売り方は全国流通にするとHMVや TOWER Records などで売れるので流通をかけるラッパーは多い。そのやり方はもちろん間違ってないし効率的でスマートだ。
しかしそれも「型にはまっている」のではないか?
その本来の売り方にプラスして独自の売り方があれば面白いだろう。
例えば路上販売だったり、セット販売だ。セット販売とはCDとは違う物とセットで売るというスタイル。
ありそうなのはT-shirt とセット販売だったり、ファッションアイテムとのセット販売だ。
他にも絵などのアート作品やレストランやバー、ラーメン屋などでのセット販売などしたら奇抜だろう。

デブラージが所属したブッタブランドのプロモテープが三万円という驚異の値段が付いているのをご存じだろうか?もしかしたら、デブラージが亡くなった事によって更にプレミアがつくかもしれない。
なぜ高いのか?市場に出回っていないのに需要があるからだ。つまり数が少ないのに欲しい人が多いということだ。その事からテープのみでの販売というのも面白いかもしれない。

次に社会的行動を起こすことでカリスマ性は生まれる。




かつてのフォークソングブームやホコ天などはムーブメントであり社会的行動でもあった。HIP HOP の本来の目的も差別の撤廃や平和への願いから生まれた社会的行動だ。だから皆憧れて衝撃をうけた。
 これは難しい事だが挑戦して欲しい。例えばアメリカのラッパーKRS-ONEはstop the violence を掲げ行進をした。日本ならそれこそstop the 安倍 とかやれば良い(安易と見なされる可能性は高いが)。行進じゃなくても、ボランティアなどで学校や刑務所を回るのもありかもしれない。とにかく社会に対して行動をとる「反骨精神」がカッコ良いのだ。

そういった行動は誰かが拾わなければならない。ネットなどで拡散されれば噂はもちろん広がるだろう。
今はインターネットは強みでもあるし、弱味でもある。上手いこといけば絶賛されるが、下手打てば総叩きにあうからだ。

そこでインターネット以外のメディアが必要になってくる。
それがHIP HOP 雑誌だ。
かつてのblast が復活すればB-boy は多いに盛り上がるだろう。
しかしそれだけじゃ、、弱い。
新しいムーブメント雑誌の新創刊を望む!編集者や雑談を構成するのは、、かつて日本にHIP HOP ブームをもたらした1990年代のレジェント達だ!!
それこそ宇多丸さんなどが率先してやればHIP HOP 以外の客層も取り込めるし「何だこれ!」といった衝撃もあるだろう。これこそが先駆者達がすべき事なのではないか?


デブラージが亡くなった事で
なあなあ だったHIP HOP 界に衝撃が走った。デブラージを始め多くの先駆者達に最大の敬意を示しながら、今後の新しい道をきりひらくのは若い世代や中堅世代しかいない。
本当に躍起になって動かないと、マニアック音楽として定着しかねない。




 






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デブラージ亡き今。今後のJapanese HIP HOP シーンを作る為に。:B-BOYが発信する生活ニュース:So-netブログ
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デブラージ亡き今。今後のJapanese HIP HOP シーンを作る為に。 [音楽業界]

前回の記事の続きだが、若手のラッパー達はデブラージなどの先駆者のレールに乗っかり過ぎている感がある。
しかし、時代は変わりやり方も変化している、、
前回の記事をまとめると
現在はHIP HOP雑誌がなく、目指すべき目標があいまい。
ラッパー達がイベントに出演する際に現在は集客ノルマがあるイベントが少ない、ノルマがあれば本気で集客する為、streetでフライヤーを配ったりする。
現在はそもそもフライヤーを印刷しているイベントが少ない。

 などである。詳しくはhttp://b-boynositennews.blog.so-net.ne.jp/2015-05-07 
に記してある。
前回の解決策としてはイベントにノルマを課す。クラブの集客につながるしモチベーションもあがる。ただし全イベントにノルマがかかるとなると、それこそ出演者がいなくなるので主催者は芸歴や実績、知名度を考慮して判断すると良いだろう。

そしてフライヤーの問題は確かにある。フライヤーが大量のゴミになるのも問題だし置いてもらえる店舗が減ったのも問題だ。だが折角デザイナーが作ったフライヤーをネット上だけで留めておくのは勿体ないし、街の洋服屋やrecord屋での会話のきっかけにもなる。そこで提案したいのは各出演者が自らプリントアウトして配るのだ。この際白黒でも良いし、コピー用紙でも良い。それが話しのきっかけにもなる。
それからクラブだけでライブをせずにバンドとライブハウスでやったり、ショッピングモールのイベントや町内会のイベント、street liveなども良いだろう。

「型にはまらないスタイル」それこそが本来カッコ良いとされていたスタイルではないか。
かつて見たこともない聞いたこともないスタイルだったデブラージ達に衝撃を覚えたのは言うまでもない。今後のJapanese HIP HOP の展開の鍵を握るのが「型破りのスタイル」だろう。


CDなどが売れない時代だが、若手は次々に自主製作や半自主製作でCDをリリースしている。かつては自主製作はかなりの覚悟と資金が必要だった。CDプレスの注文が1000枚からの業者が多く。1000枚売り切らないと在庫を家に抱える事になる。だからそれなりに売る算段がないとリリースしなかった。資金も1000枚ならば(やり方にもよるが)だいたい15万円~30万円はかかった。ある程度売れてしまえば簡単に取り戻せる金額だが、学生やフリーターは中々そのまとまったお金がないのだ。
 しかし現在はプレス会社も柔軟で100枚からのプレスも受付ている業者もある。1枚あたりの金額は高くなるが、総学はかなり安い。更に在庫を抱えなくても良い。だから若手は小刻みにリリースをしている。売り方は全国流通にするとHMVや TOWER Records などで売れるので流通をかけるラッパーは多い。そのやり方はもちろん間違ってないし効率的でスマートだ。
しかしそれも「型にはまっている」のではないか?
その本来の売り方にプラスして独自の売り方があれば面白いだろう。
例えば路上販売だったり、セット販売だ。セット販売とはCDとは違う物とセットで売るというスタイル。
ありそうなのはT-shirt とセット販売だったり、ファッションアイテムとのセット販売だ。
他にも絵などのアート作品やレストランやバー、ラーメン屋などでのセット販売などしたら奇抜だろう。

デブラージが所属したブッタブランドのプロモテープが三万円という驚異の値段が付いているのをご存じだろうか?もしかしたら、デブラージが亡くなった事によって更にプレミアがつくかもしれない。
なぜ高いのか?市場に出回っていないのに需要があるからだ。つまり数が少ないのに欲しい人が多いということだ。その事からテープのみでの販売というのも面白いかもしれない。

次に社会的行動を起こすことでカリスマ性は生まれる。




かつてのフォークソングブームやホコ天などはムーブメントであり社会的行動でもあった。HIP HOP の本来の目的も差別の撤廃や平和への願いから生まれた社会的行動だ。だから皆憧れて衝撃をうけた。
 これは難しい事だが挑戦して欲しい。例えばアメリカのラッパーKRS-ONEはstop the violence を掲げ行進をした。日本ならそれこそstop the 安倍 とかやれば良い(安易と見なされる可能性は高いが)。行進じゃなくても、ボランティアなどで学校や刑務所を回るのもありかもしれない。とにかく社会に対して行動をとる「反骨精神」がカッコ良いのだ。

そういった行動は誰かが拾わなければならない。ネットなどで拡散されれば噂はもちろん広がるだろう。
今はインターネットは強みでもあるし、弱味でもある。上手いこといけば絶賛されるが、下手打てば総叩きにあうからだ。

そこでインターネット以外のメディアが必要になってくる。
それがHIP HOP 雑誌だ。
かつてのblast が復活すればB-boy は多いに盛り上がるだろう。
しかしそれだけじゃ、、弱い。
新しいムーブメント雑誌の新創刊を望む!編集者や雑談を構成するのは、、かつて日本にHIP HOP ブームをもたらした1990年代のレジェント達だ!!
それこそ宇多丸さんなどが率先してやればHIP HOP 以外の客層も取り込めるし「何だこれ!」といった衝撃もあるだろう。これこそが先駆者達がすべき事なのではないか?


デブラージが亡くなった事で
なあなあ だったHIP HOP 界に衝撃が走った。デブラージを始め多くの先駆者達に最大の敬意を示しながら、今後の新しい道をきりひらくのは若い世代や中堅世代しかいない。
本当に躍起になって動かないと、マニアック音楽として定着しかねない。




 






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